顧客にとってブランドは、時に自身を表す代名詞の役割も担っています。
ブランド品を身に着けたりすることを自己アピールの一つの手段と考える人も多いです。有名人があるブランドを好んで身に着けていたりすると、そのブランドのイメージも大きく影響を受けることもあります。
例えば憧れのスポーツ選手が持っている時計やバッグなどをお揃いで購入する人も多くいます。このように、ブランドは企業側だけでなく、消費者によってもそのイメージがつくられていきます。ブランドを作る上で最初にしなくてはならないことは、自分たちの商品やサービスが他と比べて勝っているところはどこか、を明らかにすることです。
マークやロゴを考えるよりも前に、素材の差別化も必須条件となってきます。他の素材とは明らかに品質が高いという保証や信頼があれば、顧客にとって魅力であり、かつ安心できる要素となっていきます。特に重視すべき点は、「誰に提供するのか、何がブランドそのものなのか、そのブランドの存在意義は何なのか」です。
市場やお客さまが抱くイメージを敏感に感じ取り、長期にわたって良好な関係を築いていくことが非常に重要です。
絶え間ない努力と顧客の声にどれだけ耳を傾け応えていけるかがカギとなります。